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第四巻:スライサーソフトを自在に操る(下)——印刷プロセスを制御する動的パラメータ

  • Nov 19, 2025
  • 会社ニュース

第四巻:スライサーソフトを自在に操る(下)——印刷プロセスを制御する動的パラメータ

層高や外壁厚などの静的パラメータを設定した後は、印刷中の動作を決定する「動的パラメータ」を理解する必要があります。これらは材料の押出挙動、ノズル移動、印刷成功率、表面仕上げに直接影響する重要要素です。

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1. 印刷速度——多速度連携の精密な芸術

定義: ノズルが材料を押し出しながら移動する速度(mm/s)。スライサーでは複数の速度を個別に設定することが高品質の鍵となります。

● 第1層速度

最も重要な速度設定。15–25mm/sへ下げることで付着力が大幅向上し、印刷全体の成功率を高めます。

● 外壁印刷速度

外観品質を決定するため、30–50mm/sの低速推奨。振動痕や糸引きを抑制し、美しい表面を作ります。

● 内壁・充填速度

視覚的要求が低いため 60–80mm/s の高速化が可能。総印刷時間を大幅削減できます。

● 移動速度(空走)

押出し無しの移動は 100–150mm/s に設定し、非印刷時間を最小化します。

2. 印刷温度——材料溶融の精密制御

定義: 材料を押し出すためのノズル温度(°C)。材料種類に強く依存する重要パラメータです。

● 代表的な材料の温度範囲

PLA: 190–220°C。低すぎると結合不良、高すぎると糸引き増加。

ABS: 230–260°C。割れ対策に高温必須。

PETG: 220–250°C。靭性と耐熱性に優れた中間素材。

ポイント: メーカー推奨値を基準に環境や速度に応じて微調整してください。

3. ビルドプレート付着タイプ——反りに対抗する三つの利器

材料の冷却収縮により発生する「反り」を抑えるため、スライサーには3つの付着方式が用意されています。

● スカート(Skirt)

モデルに接触しない輪郭。主に押出安定化が目的で、反り対策には弱い。

● ブリム(Brim)

モデル底面の外周に広がる単層。反り対策に最も有効で、ABSや大型モデルに最適。

● ラフト(Raft)

モデル下に敷くマット状構造。接触面積が小さいモデルや平台が不安定な場合に有効。ただし材料と時間を多く消費します。

4. サポート構造——オーバーハング部分の「足場」

45度以上のオーバーハング部分では溶融材料が保持できないため、サポートが必要です。

● サポートの種類

ベッド接触サポート: 一般的で除去しやすい。外部中心の構造向け。

全域サポート: 内部空洞まで生成。複雑形状向けだが除去困難。

● サポート高度設定のコツ

サポート角度: デフォルト45°。下げれば増え、上げれば減る。

サポート密度: 5–15%で十分。高すぎると除去が難しくなる。

サポートZ距離: 0.25–0.3mm推奨。除去が非常に容易になる。